2019年12月6日
私は、「日本人の生き方論」にて、(1)幸せな(2)日本国民は、歴史を学び、天皇を護らなければならない、と論じました。
なぜなら、日本国民は、天皇を護ることで自らの存在と現在の幸せを明らかにできるからです。
ところで、皇位継承者はどのように選ばれるか、皆さんはご存知でしょうか?
皇室典範には、次の2つの条文があります。
皇室典範とは、皇室の家法です。皇位は、皇室典範の定めに基づいて継承されます。
第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。
第十二条 皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる。
よって、次の2点のポイントが挙げられます。
(1)皇族女性に皇位継承資格はない。
(2)皇族女性は、民間人と結婚すると皇籍を失う。
第一条には「男系」という言葉が書かれています。本ブログでは、この言葉の意味を解説しません。
説明してもよいのですが、知ってしまうと直感を失ってしまうので、ご存知ない方は何卒知らないままでいてください。お願い致します。
さて、皇室はカミの領域であり、皇族はカミの御子です。
皇位は、原則的には親から子へ、皇室で生まれ育ったカミの御子が継承すべきではないでしょうか。
もしそうであるならば、皇族女性が皇位を継承することもあるでしょう。
また、民間女性が皇族男性に嫁入りするように、民間男性が皇族女性に婿入りすることもあるでしょう。
ところが、現在の皇室典範では、皇族女性は皇位を継承することも、婿を迎え入れることもできません。
なぜでしょうか?
皇族男性こそがカミの御子であり、皇族女性は皇族にふさわしくないのでしょうか?(皇族)女性の地位は(皇族)男性に劣るのでしょうか?
古事記には、女神イザナミより男神イザナギを優位とする描写があります。しかし、それは古代の男女観です。
古代の価値観の受容によって神話や歴史を否定することなく、現代の価値観を取り入れ、歴史の流れ、文化の移り変わりを自然と受け入れる。皇室には、それができるはずです。
私たちは、皇室を敬う民として、皇室典範を改正し、(皇族)女性と(皇族)男性の地位を同一に正さなければなりません。
これにより、皇室は本来の輝きを解き放ち、真に畏れられる純正の神域として、日本と日本国民を清く和く照らし続けることでしょう。
皇紀2679年12月6日
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